Compositor: Suga Shikao
すこしうごきだしたしゅうまつのじゅうたいのなかで
となりをゆっくりすぎるくるまにめがとまった
じょしゅせきにたしかにきみがいたようにみえた
みまちがうわけはないんだこころがざわついた
きみのすがたをたしかめようとしたけど
ぼくらをむすぶきょりははなれてしまうばかりで
なにかさけぼうとみをのりだしたけれど
ぼくにはたったひとつのことばさえうかばなかった
ひくくあざわらうようなBAIKUのおとともに
きみのくるまはもうずっとさきにすすんでしまった
ぼくらはこのせかいでこどくをのみこむたびに
にがわらいのふりをしておとなになろうとしたんだ
きみのこころをすくいたいとねがったけど
ぼくらはそのなみだのぬぐいかたもわからなくて
きみのすがたをおいかけようとしたけど
しんごうでぼくのくるまはひとのなみにとまってしまった
とぎれたねがいはきえてしまうのではなくて
ぼくらはそのいたみであしたをしるのかもしれない
すべてのいのりがかがやきはしないけれど
くるまはいつのまにかひかりのかわにきえてしまった